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幻日記

お絵描き&ゲーム制作好きの ひとりごと日記

日本の教育の今、むかし

最近ムーミン関連の本ばかり読んでる自分なんですが
ちょっと自分なりに考えたことを書いてみます。
話の中でアニメやら童話が出てきますがちょっと真面目。
今回のキーワードは「最近の日本の環境」「対人関係」です。
(環境って言っても温暖化とか酸性雨とかの自然環境の話じゃないです。ややこしくてゴメンなさい。)

…バカボンのおやじの時代と今の時代:
こないだカートゥーンネットワークで偶然バカボンがやってました。
話の内容は、はじめちゃんが生まれたばかりなようで、はじめちゃんメインの話っぽかったです。
普段バカボンは見ていないので何気なく見ていたのですが色々なことに気づきました。
その中で一番考えさせられたのが町の中でバカボンのおやじを含めて
おやじ達が集まって将棋をしているシーンです。
この光景、自分としては今ではちょっと考えられないです。
そりゃ今でも「うちの近所でそういう憩いの場はあるよー」って言える環境の人も居るかもしれません。
でもそんな環境が減ってきているのは事実です。

…あしたのジョーの時代と今の時代:
「バカボンのおやじ」だけでなく「あしたのジョー」の最初の方でドヤ街の様子が描かれていますが
あの光景も当時ならではのもので今ではありえない光景な気がします。

…波平の時代と今の時代:
スターウォーズのヨーダやサザエさんの波平の声優、永井 一郎さんが書かれた書籍
バカモン!~波平、ニッポンを叱る~」を読んでいても
「昔の学校では放課後、近所のおっさんが仕事の合間に
砂場で幅跳びをして遊んでいたのを覚えている。憩いの場だった。
今では学校はほんの特定の人しか入れないうえ、放課後は子どもも締め出される。
まるで学校が子どもを追い出しているようだ。不登校の子が増えたのも無理もない。」

…と語っておられましたね。
永井さんの当時の学校と今の学校の違いを知らされて驚きました。
(かなり勉強になるし驚くことが多いのでワリマルと同世代の人には特にオススメの本です。
あと上に書いた永井さんの文は記憶違いで少し内容が違うかも。一度読んでみてね。)

最近のフィンランドと今の日本:
最近ドつぼにハマったムーミン。ムーミンのコミックスや関連書籍を沢山読んでます。
大きな鼻づら、短い手足、丸い体、あの性格。もう何か…非の打ち所がないですね。
そんな訳で最近ムーミン以外にトーベ・ヤンソン、フィンランド関係の書籍も読んでいるのですが
今読み始めた「フィンランド式教育法」によると
「昭和の時代はよき時代であったという人は多いが、私も同意見である。
買い物に行くのにもカゴをぶら下げ、タッパーの容器を持参して肉屋や魚屋に向かったものだ。
『おう、坊主、お使いか。偉いな』と褒めてくれる店主がいた。
酒屋は裏木戸から『今日は何かありますか』と言って耳に挟んだ鉛筆を手にとってメモをとる。
自分の町を歩けば『よう、元気か』というような声が飛んできた。
町で知らない人なんかいなかったが、
今の都会では隣に誰が住んでいるかもわからない状態だ。
ヘタに声などかけたら『変な人』と思われてしまう。
現在では、日本のごく一部の地域を除いて、昭和のよき時代の町は消えてしまった。
だが、フィンランドでは、その日本の昭和の時代にあった人情や素朴さが、そのまま残っている。」

…とのこと。フィンランドと言えばムーミン、サウナ、…そして世界トップクラスの教育水準。
フィンランドには塾、家庭教師、そしてなんと宿題が無いんだとか。ホンマかいな。
昨日ぐらいのテレビで最近の小学生は1週間全て塾の人も多いとか聞いたけど
勉強の時間が長いほど賢くなれる訳じゃ無いみたいですね。
そりゃ学ぶことは「勉強から」だけじゃないもんねぇ。

…自然は色々な事を教えてくれる:
以前読んだ「僕たちの胸のうち」では酒鬼薔薇事件が題材にされてました。
(【酒鬼薔薇事件】を知らない人、忘れた人は左の【 】内をクリックしてWikiを参考に。)
この本を読んで興味深かったのは
事件を知った少年少女が現場周辺に行って、その場の環境見た時の感想。
自然が少なくて、背の高いアパートが立ち並ぶ場所。
なんとなしに「閉じ込められている」ような場所だったそうです。
冗談で書いてる訳じゃないですが…もしムーミン一家が冒険として日本にやって来たら
1日もしない間にムーミン谷へ引き返しそうですね。

…子どもの遊び場が減る日本
昨日ぐらいにテレビで見たのですが最近では
公園でキャッチボールの出来るところがどんどん減ってきているそうです。
理由は騒音がうるさいから禁止されているんだとか。
最初「ボールの投げ合いのどこがうるさいんだか…」とバカなことを考えていたのですが
子どもが投げたボールが近所の家の雨戸や壁に当たったりするし、騒ぎ声がうるさいらしい。
けど子どもの時ぐらい公園で元気に遊んでないと将来大変なことになると思う。
一概に「子どもが悪い」というのは間違った考え。もちろん文句を言う住民も悪い訳がない。
しかし子どもが遊ぶためにある公園なのに遊べなくなると何の意味があるのか。
ちなみに自分は悪いのは「環境」じゃないのかと思う。

オマケの日常ばなし:
最近学校の部活の役員で毎週かなり狭い部屋に大勢の知らない人が集まります。
現地で口が裂けてもそんな事言えないけど…イメージとしては
薄暗くて汚くて刑務所の尋問部屋(←正式な名前知らない(つω・`)か牢屋のような場所。
しかも全然気の合わない人ばかりみたい。意見が全くあわない。
勿論役員なので仕事の話だけだし何より居る時間が無駄に長い。
対人恐怖症の自分としては地獄以外のなんでもない。
こんな風に対人関係で悩んでいる人、意外と日本中で沢山居るんでしょうね。
苦しんでる皆さん、一緒に頑張っていきましょう。
自殺でもしない限りは今苦しんだぶん、いつかきっと報われますよ。

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