本、マンガ 2009/09/06 コソボ紛争 今日は岩波フォト・ドキュメンタリー「コソボ 絶望の淵から明日へ」という本を読んでいました。 内容はコソボ紛争の様子が写真と文章で描かれています。 主に現地の状況、被害者の声について書かれていますが紛争のメインとなる アルバニア系、セルビア系の関係についても解りやすく説明があります。 もともと普段全然本を読まなくて漫画ぐらいしか読まない自分なんですが とても解りやすく、勉強になりました。しかも割りと短時間で読めました。 かつてユーゴスラビアの一員だったマケドニアは独立。 同胞だったコソボの住民が着の身着のまま逃げてきた。 セルビア武装勢力について: ・セルビア武装勢力は当時のミロシェビッチ政権の指導もとで構成された 軍、武装警官、民兵。アルバニア系の家々を一軒ずる執拗に破壊した。 ・セルビア武装勢力はボスニア戦争の時と同じく「17歳以上の男性は殺す」と公言。 17歳以上(に見える)男性は山へ隠れた。女性や子どもと成人男性とを二分した。 ・セルビア武装勢力の民兵の中では同じ地域の人も少なくなかったらしく 被害者の顔見知りの人物、友人だったケースもある。 ネット上でイラク戦争、、ロシア-チェチェン間、中国-チベット間関連の情報は よく目にするのですが、コソボは全然聞いたこと無かったですね。