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幻日記

お絵描き&ゲーム制作好きの ひとりごと日記

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トーベ・ヤンソン

 最近ハマっているムーミン。
このムーミンの作者、トーベ・ヤンソンにまつわる情報。
たのしいムーミン一家」のあとがきに書かれた
山室静(やまむろしずか)氏の情報。彼はこの本を翻訳した張本人。
童話だからと言って子どもだけが読むものでもない。
ちなみにカートゥーンネットワークでもパペットアニメが放送されていた
時期があったみたい。

・昔はフィンランドやスウェーデンでもあまり評価されていなくて
 リンドグレーンの「長くつの下のピッピ」辺りが主流だった。
・1914年にフィンランドの首都ヘルシンキで生まれた。
・父は彫刻家、母は画家で商業デザイナーとして活躍。
・トーベという名は北欧の女性によくある名前で
 おそらく女神の話からきたものと言われている。
・フィンランド生まれなものの民族的にはスウェーデン人の系統。
・古くから壁画などに用いられるフレスコ画について熱心に勉強していた。
 新しい感覚で近代建築に活かそうというのが願いだったから。
・ツワイグベルイの書いた「スウェーデン児童文学史」によると
 1945年に出版された「小さいトロールと大洪水」という作品が処女作らしい。
 残念ながらこの本は少部数をすっただけでその後は絶版になっている。
 50頁たらずの薄い本でストーリーは小さい動物や虫たちが大洪水に
 苦しめられるという内容だったらしい。
 ツワイグベルイによると第二次世界大戦でフィンランドが味わった
 悲惨な体験から童話に相応しく無い「生命の不安」に対する話
 になったのではないかと言われている。
 (童話は人生をユーモアや希望で肯定的に捉えるべきだから)
・2作目の「ムーミン谷の彗星」も突然地球を襲った彗星に怯えて逃げ惑う話。
・3作目の「まもののぼうし」(たのしいムーミン一家の原名)では
 作者の気持ちが大きく変化されていてあたたかい目線の話になっている。
 これはフィンランドが戦後のくるしい時代をも立派に切り抜け、経済的にも
 立ち直り、人々が自信をもって生きる事ができるようなったことの反映かも
 しれない。
・寓話やアレゴリーとの捉え方もあるが、堅苦しくなく、冷たさもない。
・彼女の家には大きなアトリエがあって、そこで絵を描くだけでなく
 よく友達を集めてパーティーを開いたりときには劇をやっていたらしい。
・フィンランド湾に小さな島を持っていて夏はそこで一人で閉じこもって暮らし
 童話を描いていた。独身で一人ではあったが友達が多く、ムーミン達も居た為
 少しも寂しくは無かった

見ていないのですがWikiにもっと詳しい情報があるんでしょうね。

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